♪再録・魔法の藤本陽一

2019年12月15日(日)
【藤本陽一はいつまでライブを続けるのか!?(2010/09)】

チープネクチャーというバンドをやっているタカギくんという友達がいます。彼は僕と会うと必ず「俺が(すごいライブをやって)藤本さんを引退させてあげますよ」と言ってくれるなかなか頼もしい友達です。確かにいつかは終わりが来るのでしょうけど、今回ふとそれについて考えてみました。
将来何を理由に活動を止めるのか、今は全く想像がつきません。バンドやユニットであれば解散が有り得ますが、藤本陽一は単体なのでこれ以上の分裂・解散は不可能です。「最後」という判断が下った場合、お客さんへのお礼の気持ちを込めて「これが最後です」というライブを行うミュージシャンもいらっしゃいます。それは本来あるべき姿なのかも知れません。しかし、僕の場合「藤本陽一ラストライブ」という告知はあり得ない、と思います。

何故かというと、「また会いましょう」と言えないと分かっている状態では人前に立ちたくないからです。表現者として次が無いならば、きっと僕にはもうお客さんにお見せする内容はありません。怪我や死亡で肉体が分裂・解散状態になりライブをやめざるを得なくなる可能性はありますが、それ以外ならば、ある日のライブで「これ以上人前に立てないな」と思った日を最後にすると思うし、そうありたいと思います。そして「あれが最後やったんやな」、とみなさんに思って貰えるようだったら幸せです。

以前友達が「最後」と告知して普段よりお客さんが集まったので、冗談で「第二弾をやれば?」と言ったことがあります。言ったのはあくまで冗談ですが、実際に何回目かのファイナル・ツアーをやるプロのバンドもいるようです。それはどういう意味だ?と思ってしまいますが…


また、別な友達が「“今日が最後のライブかも知れない”という気持ちで毎回やりたい」と言っていましたが、僕の気持ちはこれに近いです。なので、お客さんも「今日が最後のライブかも知れない」で見に来て頂ければ、と思います(毎回そんな重い想いで来る人はなかなかいないでしょうけど…)

まあ、当面は最後が来そうな予感はしません。僕の予定では、たとえギターは弾けなくなっても、生きて声の出る限りずっとやるつもりです。それどころか、指が動かなくなって、声が出なくなってもやるつもりです。声も出なくてどうするつもりだ、と思うかもしれませんが、ただ立ってるだけでみんなが感動するようなライブというものを模索していきます。実は本当に大事なのはそういうことで、歌やギターなんてその上に乗っているだけではないのか…最近そんな風に思います。


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