♪月刊・魔法の藤本陽一

2017年9月3日(日)
【9月のお題・本人より上手い??】

カバーバージョンを聴いて「こっちの方が本人より上手いや」と思う場面があると思います。

今回は、「いや、本人より上手いというのは有り得ない」ということを力説してみます。

何を持って「上手い」とするかは主観的な要素が大きいので一概には言えませんが、例えば声量があったり、音程がしっかりしていたり、ということも「上手い」の要素のひとつになるでしょう。

オリジナルよりカバーの方が声量があったり、音程がしっかりしていたりするから自分はこっちの方が好きだ、という感想は否定出来ませんし、「本人より上手い」という時には、そういう意味で言っていることが多いと思います。

しかし、音程が怪しかったり声の張りが微妙に弱いことで出来上がる世界観というものもある訳で、その世界観を出せているのは本人だけでしかなく、カバーが本人より上手いというのは、オリジナルとは違う世界観の方が好きだ、という話になると思います。

と、自分を正当化しようと思っている人はいませんか?

はい、ワタシです。


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