♪月刊・魔法の藤本陽一

2018年2月1日(木)
【2月のお題・「降りてくる」を疑う。】

曲をどうやって書くのか、という質問に対して「曲が降りてくる」と答える人がいますが、あれは果たしてどれくらい本当のことを言っているのでしょうか?

僕が降りてこないから僻んでいるという訳でもあるのですが、たまたま売れた曲を後付けで「あの曲は降りてきたんだ」と言うと、真実を知らない聴き手にはその人が天才であるような錯覚が起きるのではないでしょうか?

とある世界的に有名なバンドのメンバーが生前「曲は書くなんてもんじゃない、詞もメロディーもアレンジも、曲の方から完全な形でやってくるんだ」と言っていましたが、死後になって曲の断片や書き直しの音源が公開されました。そういう舞台裏の秘密をバラすと魔法が消えてしまう訳で、遺族は何故そんなものを公開するのか僕にはその意図が理解出来ません。

少し話し逸れましたが、実際に降りてきたとしても売れないことがあるでしょうし、しょうもない曲が降りてくることもあるでしょう。降りてくることと、いい曲や売れる曲であることの関連性はまったくないと言っていいでしょう。出来上がった作品が素晴らしければ、降りてきたかどうかはあまり気にしなくていい話です。

今月はこの話を書こう、ということが降りてきました。


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