♪月刊・魔法の藤本陽一

2019年12月1日(日)
【12月のお題・約束の時間】

「承認欲求」という言葉は、いま流行りなのでしょうか?なんでも、SNSでいいね!をたくさん欲しがる人が現れてから流行り出した言葉?らしいのですが、心理学用語としては昔からあるようですね。

自分の中の説明のつけ辛いよく分らない感情に対して、何かしら当てはまりそうな用語があると人は安心するのでしょうか?「承認欲求」という言葉もそのひとつだという感じがします。「キレる」なんていう言葉も、怒りの感情はそれこそ人それぞれでしかも状況によってその質も違うはずなのに「キレる」という言葉に収束されて…というか、状況は複雑化・細分化が進んでいるのに画一化された言葉で流行を作り出している…国民的歌手は生まれにくいのに国民を一絡げにする言葉はわりと生まれるというのは、一体どういうことなのでしょうね?

さて、今月の本題を。

ライブで自分の持ち時間を守れない人がいます。時間をオーバーする人の大半は「守らない」のではなく「守れない」のだ、と僕は睨んでいます。
自分の歌が1曲何分くらいなのか分かっていない人が結構います。先日出演したイベントでは「時間まだ大丈夫ですか?次の曲は2分で終わるので」と言いながら5分くらいやっていた人がいました。

ライブでは、「自分の想いを伝えたい」という人がほとんどだと思います。あれも承認欲求のひとつなのでしょう。しかし、それは時間を長くやれば良いというものではありません。時間という制限の中で自分を表現出来るように自分を整理・整頓していなければただの自己満足の押し付けになりかねません。字余りを許し続けると最早それは俳句ではなくなってしまいます(自由律俳句についての議論はまた別として)。

僕はと言うと、むしろ皆さんの想いを知りたいと思います。自分のいろいろな歌を投かけて皆さんの反応を見ることで少しではあるけれども皆さんの想いを掬い取れるように思うのです。与えられた制限時間の中でそれを行う。そこにやりがいを感じます。

簡単に言うと「持ち時間は守りましょう」なのですが、仕方なく切り上げるのではなく、積極的に持ち時間で終われるような表現の突き詰め方をするべきでしょう。それはオープンマイクのような短い持ち時間についても同じことです。

と言いながら、この『月刊・魔法の藤本陽一』には文字数制限は設けていないのですが…^^;



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