2021年6月1日(火) 【６月のお題・「幸せな結末」とは？】 僕は一時期ライブハウスでバイトをしていたことがありまして、そのお店はバー営業もやっていて週末にはバンドをバックにお客さんに歌ってもらうという企画をやっていました。 だいたいがおじさんおばさんを対象にした懐メロなのですが、「歌というのは、あの頃に一気に戻れる。青春が甦る。」と好評でしたが、僕はとても違和感がありました。 その違和感は何かというと、自分自身が過去を振り返ることにあまり興味がないのでそのおじさんおばさんの気持ちに同意できないのです。 そして、最近もうひとつのことに気付きました。 それは、「あの頃に一気に戻れる」と言っても、いい思い出だけが甦る訳ではないということです。 喜んで懐メロを歌っているおじさんおばさんは、悪い思い出なんて無いのか忘れているかのどちらかでしょう。よく「お金は貸した方は忘れないけど借りた方は忘れる」とか「いじめられた方は忘れないけどいじめた方は忘れている」なんていいますが、きっとお金は借りるわ人はいじめるわ、の、ろくでもない子供だったのでしょう（僕は捻くれ過ぎているでしょうか？きっとそうでしょう）。 僕は結構根に持つ方で、そのせいか嫌な思い出がたくさんあります（笑）。そのせいで聴いたら嫌な思い出が甦る音楽はいまだに嫌いです。せっかく友達が「これいいよ」と貸してくれたCDも、嫌なことを思い出すので聴けずにいる…というものもあります。 音楽的には、いずれ抵抗なくそれらの音楽を楽しめる日が来るといいなぁ、とは思いますが、頑固親父的には、そんな日は一生来なくていいから自分の意地を通して死にたいとも思います。 果たして、どちらが「幸せな結末」なのでしょうね。 [ｺﾒﾝﾄする] [更新通知] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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