♪月刊・魔法の藤本陽一

2022年12月1日(木)
【12月のお題・ドント・ビー・狂える】

高校の頃、バンドの練習を見てみたいという友達をスタジオに連れていったら音が大きすぎて気分が悪くなった、と言ってすぐに帰ったことがありました。なるほど、馴染みのない人にとってはあの音量は耐えられないんだな、ということに気付かされました。本番のライブハウスとなると、店によっては店のサイズに相応しくない音量を出すところもありますから、それはそれはもう大変です。僕でさえ無理です、と言いたくなることもあります。

これでは人を集めるのには限界があるわなぁ。

また、店によっては本当に態度の悪い受付やスタッフがいて、僕はまだ我慢しますけど、お前もし居酒屋の接客だったら即日クビだぞレベルの奴もいます。

これでは人を集めるのには限界があるわなぁ。

「知らない歌(=オリジナル)を聴かされる、というのは構えてしまう」という意見に出会ったことがあります。確かに、知らない人の知らない歌を30分も40分も聴かされるのは拷問でしょう。そして、メジャーではない人のオリジナルを聴いてくれるのは、メジャーではない人のオリジナルを聴くのが好きな、言わばマニアで、ライブハウスはマニアの集まりになりかねません。

これでは人を集めるのには限界があるわなぁ。

動員を考えた時、身近な人へ声をかけることから始めますが、音楽をやっている人へ声をかける、という構図になります。そして、やっている人どうしが行きあっこすることになります。勿論お互いに本当にファンになることはあります。その一方で、これはただの飲み仲間の集まりだろう、と思う場合もあります。

全く音楽をやってない、メジャーから出ている音楽しか聴いたことがない、という人からすると、やはり僕のやっていることは取っ付きにくいことなのでしょう。自分でもそんな感じがなんとなくしますし、音楽絡みではない友達をライブに呼んだりすると、下手するとそのせいで友達づきあいの縁が切れかねません。ましてや親戚となると、呼んだ結果大変なことになりそうです。

これでは人を集めるのには限界があるわなぁ。

しかし僕は、なんとかして普段ライブなんか観ない人をライブハウスに呼びたいと思うのです。

そう言えば居酒屋のイベントで歌ってくれと言われ、試作としてオリジナルと誰でも知ってそうな歌を混ぜ混ぜでやったことがあります。これは何故か大成功しました。あなたの知っている歌を歌うから、代わりに僕しか知らない歌を歌わせて欲しい、みたいな交換条件のようなものが、暗黙の了解の下に成り立っていたのでしょう。この路線で僕をプロデュースしたい、と言われたのですが、そうそういつもいつも上手くいく訳がないだろうし、その時は自分はオリジナルを聴かせるためにライブをやっているのだからそんな手に乗るもんかバーカとか思っていました。今考えたら、そっちの路線と半々くらいでやってればよかったかも知れません。結構いいお小遣いになったし。

話がだいぶ逸れましたが、もっと耳に優しい音量で、接客態度の良いスタッフで、もっと言えば公開マスターベーションみたいな歌ではない歌を歌ってくれる人が増えて…となると少しは状況が変わるのではないでしょうか。

あとは、店が出演者にだけ動員ノルマを課すというシステムに文句を言いたいのですが、これはまたいずれ。


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