2023年8月1日(火) 【８月のお題・ブランク長い！？】 声と性欲は関連性があるのかどうか分かりませんが、僕は性欲がガタンと衰えたと同時に裏声が出なくなりました。ライブはコンスタントに続けていて、半年空けるようなこともなかったのですが、歌い続けていてもこういうことが起きるんだな、と少し残念な気持ちです。 僕が高校生の頃は、ギターと言えば速弾き出来るのが上手い、歌と言えば高音が出ることが上手い、と思われていた時代でした。コードだけなら誰でも弾ける、低い声なら誰でも出せる、と、半ばバカにするような風潮がありました。 しかし、逆を言えば、速弾きは間が持たないのをごまかせるし、ある程度の高い声は張り上げれば（それがいい声かどうかは別として）出せます。問題はゆっくり弾いてもきちんと弾けるか、低い声でも音程を安定させられるか、これは実は非常に難しいのです。 僕のレパートリーに名曲「毛ガニと怪我人」という歌があります。最低２オクターブ半の声域が必要な歌です。リフレインで非常に低い声で歌います。この低い声も、高い声と同じくらい練習が必要で、ちょっと間を空けると安定した声では歌えなくなります。 また、この「毛ガニと怪我人」はテンポも異様に遅く、ライブでは自分でも間が持たなくなりそうで、終盤では始まりの１．５倍くらいの速さになってしまいます。遅いままキープする、低い声の音程を安定させる、これは意外と難しいのです。 また、歳を取れば取るほどブランクを空けてはいけません。ジジイになったら衰えるのはあっという間です。５０年、６０年続いている海外のバンドがものすごく精力的にツアーを続けていますが、あれはジジイなのに元気なのではなく、ジジイはブランクを空けるとすぐに衰えるんです。ジジイは止まると死ぬんです。 僕も１週間もギターを弾かないと指が思うように動かなくなるし、１ケ月もライブを空けると心配になります。 そんな訳で、ジジイになるほどブランクを空けてはいけない、というのが今月のお話でした。 [ｺﾒﾝﾄする] [更新通知] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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