♪月刊・魔法の藤本陽一

2024年4月1日(月)
【4月のお題・宝くじは買わない!?】

テレビで観たか、本で読んだか、忌野清志郎さんが「売れるかどうかは宝くじに当たるようなもんだ」と言っていたと記憶します。

僕は、その発言を知った当時は「そんなことはない」「努力すれば売れる」「良いものは売れる」と思っていました。

しかし、どうやらそういうことではないらしいということが最近分かってきました。

どういうことか?

ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーチンは「ビートルズと契約する半年前にレコード会社と自分との契約を更新するかどうか迷っていた」という意味のことを言っています(『ジョージ・マーチン・ボックス』のライナーより)。

もしジョージ・マーチンがレコード会社と契約更新をしなかったら?つまり、ビートルズと出会っていなかったら?

ビートルズがあそこまで売れたかどうかは誰にも分かりません。良い曲は書けたでしょうから全く世に出なかったとは考えにくいとは言え、そんなに売れなかったかも知れません。あと、有能なマネージャーに出会えたかどうか、とか。

宝くじを買うよりは根拠のある「運」なのでしょうが、やっぱり「運」はあるのではないか?宝くじという喩えが適切でないとすれば、競艇・競馬・競輪・パチンコみたいな、「読み」と「運」の組み合わせみたいなものがあるのではないでしょうか。

僕も、昔に今書いている曲ほどの質のものが書けていれば、見た目、年齢、世の中の流れ…等々、条件が揃えば多少は根拠のある「運」がやってきたのかも知れません。

それにしても、「運」は誰にでもやってくるものではないのでしょう。以上のことを考えると、努力すれば夢は必ず叶う、とは思えなくなってくるのです。夢が叶えられなかった人は、みなさん努力が足りなかったのでしょうか?

努力していたのに指を怪我してギターが弾けなくなったとか、何等かの理由で声が出なくなったとか、あるかも知れません。それでもしぶとい人は曲を誰かに提供するという風に軌道修正して違った形で夢を叶えるのかも知れないし、どうしても表舞台に立ちたかったからそれが出来ないなら夢は諦める、という人もいるかも知れません。自分がどういう方向に考えるかも「運」かも知れません。

ただ僕は、幸い声もそこそこ出るし手もそこそこ動くし、今もやりたいことがやれる状況にいます。やれるうちは、僕を取り巻く現状がさほど変わらなくても自分の表現したいことを表現し続けると思います。それも「運」なのでしょう。


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