♪月刊・魔法の藤本陽一

2016年7月1日(金)
【7月のお題・奇蹟という名の奇蹟】
歌い手さんについて、例えば「奇蹟の4オクターブ」など、声域が広いことは優れている、とする表現を見かけることがあります。

僕自身の声域は裏声を含めて2オクターブくらいで、そういう意味では優れてはいません。ついでに言うと歌を褒められることは相当稀で、昔ライブでアンケートを取っていた頃に「あなたはギターは上手いけど、ギターだけ弾いて歌は誰か上手い人に歌わせた方がいい」と書かれたことがあって、非常に頭に来たのでギターを下手にして歌とのバランスを取るよう努力しました。

話を戻しましょう。

声域が広い歌い手さんは、お客さんを圧倒する魅力を確かに持っていると思います。お客さんもその魅力に圧倒されたいのだと思います。奇蹟を観に来ている訳です。

一方で、お客さんと一緒に歌って楽しむ曲もあります。その場合、お客さんの誰しもが4オクターブ出る訳ではないと思うので、凡その話ではありますが「みんなで歌える曲=声域の広さがさほど必要ない曲」ということになるかと思います。みんなで歌える曲という観点に立てば4オクターブは奇蹟でも何でもありません。

しかし、仮にお客さん全員が4オクターブ出せてライブで合唱して一体となっている姿を想像してみると何だか凄そうです。もしそれが実現されているライブがあれば、それもまた奇蹟ではないでしょうか。僕はそれを観て圧倒されてみたいです。


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