♪月刊・魔法の藤本陽一

2016年8月1日(月)
【8月のお題・一足の草鞋(わらじ)】

今回は、音楽を鑑賞する人というよりは演奏する側の人に向けて書くことになるのですが、その中でも音楽だけで食べていきたいという夢がなかなか叶わず、生計を立てるための仕事をしている人で、さらにその事で悩み苦しんでいる人に向けて書いてみます。

しかし、鑑賞する人にも出来れば読んで頂きたいし、音楽に限らず本当にやりたいことが夢が叶わず、それだけでは食べていけないので生計を立てるための仕事をしていることで苦しんでいる人もいらっしゃるでしょうから、その人たちにも読んで頂きたいと思います。

僕は音楽のプロではありません。ギャラの出るライブを引き受けることはありますが、それだけで生計を立てている訳でもなくメジャーからアルバムが出ている訳でもありません。

しかし、自分のやっている音楽を「趣味」とは言いたくありません。

僕と同じような想いを持っている人は少なからずいるのではないでしょうか。

音楽はあくまで「もうひとつの仕事」であって、自分は二足の草鞋を履いているのだ、と。

しかし、「二足の草鞋」と考えてそれで頑張っていける人もいれば、もしかしたら、そう考えたいけれど苦しくて仕方ない、もうめげそうだ、という人もいるのではないか、と思うのです。「二足の草鞋」を履くのは難しいよ、などと正に足を引っ張ってくる他人もいて、それで更に苦しんだりします。

僕も苦しんでいます。

そこで、他愛もないことかも知れませんが、「一足の草鞋」と考えてみたらどうか、とふと思い付きました。

左右で一足、だから歩ける。

こうして心のバランスを取っているのだ、と、そう考えたら僕はいくらか気持ちが楽になりました。

ただ言葉の表現を変えただけで、そんなの気休めにもならないよ、と思う人もあるかも知れません。

しかし、世の中のたった何人かの人でも、少しでも心が軽くなる人がいるかも知れない、そんな気持ちで今月は書いてみました。

もしかしたら、心当たりがある人もいるんじゃないかと思うと、僕自身の励みにもなります。今月は自分の為に書いた、とも言えます。みなさんどうか負けないでご自身の道を突き進んでください!



[コメントする]
[更新通知]





w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
++新着日記++